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iPhone音声入力 × PCクリップボード連携 構築完全マニュアル

Concept これが動くための絶対条件

iPhoneでどんなに喋っても、PC側のサーバー(受信機)が立ち上がっていなければ、文字は1文字も届きません。
電源の入っていない電話に話しかけているのと同じ状態になってしまいます。

📱 iPhone 送信準備 OK
📶 同じWi-Fi 通信路 OK
💻 PCサーバー これが「OFF」だと失敗
「サーバーがON」とは?
PCの画面に黒い画面(コマンドプロンプトやPowerShell)が表示され、プログラムが実行されている状態を指します。
デモを始める前には、必ずこの黒い画面を立ち上げていることを確認してください。

01 システムエンジンの導入

PCをサーバーとして動かすためのエンジン「Node.js」をインストールします。

Windows (PowerShell)
winget install OpenJS.NodeJS.LTS
Mac (Terminal)
brew install node

※コマンドが動かない場合は、Node.js公式サイトからLTS版をダウンロードしてください。

02 通信ルート(IPアドレス)の確認

iPhoneに「どこのPCへ送ればいいか」を教えるための住所を調べます。

Windows (PowerShell)
ipconfig

表示された項目の中から IPv4 アドレス (192.168.x.x など) をメモしてください。

Mac (Terminal)
ifconfig | grep "inet "

03 作業フォルダの作成

トラブルを避けるため、Cドライブ直下に専用の場所を作ります。

mkdir C:\AI-Voice-Studio cd C:\AI-Voice-Studio npm init -y npm install express

04 サーバープログラムの配置

以下のコードをすべてコピーし、フォルダ内に server.js という名前で保存します。

import express from 'express'; import { exec } from 'child_process'; const app = express(); const port = 5000; app.use(express.urlencoded({ extended: true })); app.use(express.json()); app.post('/copy', (req, res) => { const text = req.body.text; if (text) { const cleanText = text.trim(); // Base64変換により、あらゆる日本語を文字化けさせずにクリップボードへ const base64Text = Buffer.from(cleanText).toString('base64'); const command = `powershell -NoProfile -Command "Set-Clipboard -Value ([System.Text.Encoding]::UTF8.GetString([System.Convert]::FromBase64String('${base64Text}')))"`; exec(command, (error) => { if (error) console.error('Error:', error); else console.log(`[Success] Received: ${cleanText}`); }); res.status(200).send('OK'); } else { res.status(400).send('No text found'); } }); app.listen(port, '0.0.0.0', () => { console.log('AI Voice Server is Running on port 5000...'); });

05 起動の自動化(タスクバー登録)

アイコンから一撃でサーバーを立ち上げる設定です。

1. バッチファイル作成
メモ帳に以下を貼り付け、フォルダ内に start_server.bat という名前で保存。
@echo off chcp 65001 > nul cd /d "C:\AI-Voice-Studio" node server.js
2. ピン留め設定
  • start_server.bat のショートカットをデスクトップに作成。
  • プロパティの「リンク先」の先頭に explorer を追記。
    例: explorer "C:\AI-Voice-Studio\start_server.bat"
  • アイコンを好きなものに変更し、タスクバーへドラッグ!

06 iPhone送信機の設定

iPhoneの「ショートカット」アプリで、以下の設定を1つずつ丁寧に行います。

1. 「テキストを音声入力」アクション
  • 青い矢印(>)をタップして詳細設定を表示。
  • 「音声入力を停止」を「休止後」に変更。
  • これで「話し終えて静かになる」だけで自動送信されます。
2. 「URLの内容を取得」アクション
  • URL: http://[ステップ02のIP]:5000/copy
  • 方法: POST / 本文を要求: フォーム
  • フィールド(ここが最も重要):
    • キー: text (必ず半角小文字。1文字でも違うと届きません)
    • 値: 音声入力されたテキスト (青い変数ボタン)
※不要なフィールド行は必ず「ー」ボタンで削除して、1行だけにしてください。

07 マウスボタンへの割り当て

仕上げです。どんなマウスでも、「ショートカットキー」を割り当てる機能があればOKです。

  • ボタン 1: 「貼り付け (Ctrl + V)」を登録。
  • ボタン 2: 「クリップボード履歴 (Win + V)」を登録。

お疲れ様でした。これであなたのiPhoneは、PCのキーボードを凌駕する最強の入力デバイスに進化しました。